元のデータをそのまま残しておけるかどうか?の比較です。
これ、意外と大事な機能なんですよ。
どんな時に使うのか?
無料レポート請求で集客する場合
無料レポートを請求してもらって、その人たちをメルマガ読者さんとして登録する。
そういうパターンはよくありますよね。
こういう場合に、コピーができないとどうなるでしょう。
AさんBさんCさんが、無料レポートを請求してくれました。
この方たちに何かしらのステップメールを送り、それが終了したのち、メインのメルマガに登録します。
このとき、コピーができれば、このような形になりますね。
コピーができないと、こうなります。
「メルマガに登録する」という目的は達成できますが、
無料レポートを請求してくれた人がどなたなのか?は、わからなくなってしまいます。
「とにかくメルマガ読者が増えればいい」と思うのであれば、まったく問題はありませんが、
「無料レポートを請求してくれた人がどなたなのか、記録を取っておきたい」
「無料レポート請求をしてくれた人に、のちのち何かサービスをしたい」
と思う場合には、コピーができないと実現が難しいです。
いい悪いの問題ではなく、あなたの目的が何であるか?の問題です。
私は、レポート請求してくれた方や、感想を送ってくださった方など、そういう履歴は断然残しておきたい派なので、この機能が重要と考えました。
メルマガ登録の初回に、特定のステップメールを流したいとき
無料レポートにしろ、自主登録にしろ、メルマガに登録してくださった方に、
最初に1回だけ「ららです。初めまして。」的なステップメールを送りたい場合って、ありますよね。
これも、コピーができるかどうかで、実現が難しくなるんです。
ステップメールを流したあと、コピーができるとこのような形になるので、
またAさん、Bさんが登録されても、ステップメールは流れません。(重複を不可に設定している場合)
でも、移動しかできないとこうなるので、
またAさんBさんが登録されたときに、同じステップメールが流れてしまいます。
Aには絶対に1度しか登録されないような工夫をするか、
もしくは「何度流れてもいいや」と開き直るしか、方法はなくなります。
ららは、このような形のステップメールを流したいと考えていたため、この機能を重視しました。
繰り返しになりますが、いい悪いの問題ではありません。
なぜこの機能が大事なのか?
メルマガ読者さんを増やす方法は、いろいろあります。
・無料レポートの請求
・オリジナルコンテンツの販売
・プレゼントに応募してもらう
など。
入口はともかく、とにかく読者が増えればいい!
と思うのなら、この機能は重要ではありませんが、
それぞれの企画で反応してくださった読者さまのデータを取っておきたい
いずれ、なにかしらの接触をしたい
と考えている場合には、この機能は重要です。
また、
一度しか流したくないステップメールがある
という場合にも、この機能は重要です。
4つのシステムの比較
アスメル
完全に移動させるのみで、元のデータを残しておく選択肢はありません。
この機能を実装する予定があるか、アスメルに問い合わせたところ、
「希望が多いので、将来的には実装予定ですが、今はまだ優先順位の高い案件に対応しているところです。」
との回答でした。
2021年2月、再度問い合わせたところ、
「申し訳ありませんが、現状は実装予定がございません。
アスメルは読者リストを無制限に登録できることが特徴となっておりますが、上記のコピーを実装した場合、メモリ容量が膨大に膨れ上がってしまうことが懸念されるため、実装を控えさせている次第でございます。」
とのことでした。
なるほど。そういう事情もあるんですね。
ミルキーステップ
元のデータを残しておく選択肢はありませんが、
ブラックリストに登録しておく選択肢があります。
これはつまり、同じデータを2度登録させない機能はあるということなので、
ステップメールが2度流れてしまうのは防げます。
オレンジメール
コピーするか移動するかを選択できます。
ネット商人PRO
元のデータをそのままにしておく選択肢があります。
マイスピー
コピーするか移動するかを選択できます。
アスメルでも一部実現できます
アスメルでは、コピーができないので、
これができなくて、
こうなってしまうと言いました。
でも、無料レポートを請求しくださった方をデータとして残しつつ、メインメルマガも配信する方法があります。
コピーはできなくても、これを実現する方法があるんです。
それは、一括配信を使う方法です。
アスメルには「一括配信」という機能があります。
全体のシナリオの中から、任意に選んだシナリオに一斉にスポットメールを送る機能です。
アドレスが重複していても、1通しか届きません。
「メインメルマガ」というシナリオは存在できませんが、一括配信をすることで、それと同じ結果になります。
ただし問題点が1つ。
メルマガ解除リンクがクリックされると、システム全体から同一アドレスが削除されることです。
上の図の場合、メルマガを購読したくなくて、Cさんが解除したとすると、
レポートBからも問い合わせからも、Cさんのデータが削除される結果となります。
「メルマガは配信しなくても、お問い合わせや請求の履歴は取っておきたい」
という希望は、叶えられません。
ららの所感
この機能があるかないかは、大きなポイントになると感じました。
実は、ららは、アスメルの見た目に一発で惚れ、
アスメルにはこの機能がないと知りつつも、強引に何か月か使い続けてみました。
「頭を使えばできるんじゃないか?」と思って頑張りましたが、最終的にはギブアップでした。
やっぱり無理です?(ノД`)
このように、契約して使い始めてから、自分のやりたいことが実現できないとわかるのは非常に悲しいものなので、
自分がどうメルマガシステムを使いたいのか?をよく考えてから決断していただきたいと思います。